自由律俳句 2022.03.16(水)/田中恭平
 
 
冴え返りして体を炬燵に放り込む

寒気して眠くある朝

ふんだんにチーズをふった食パンを焼く


今宵はおでんの香りしている居間

おでん食べて温かな身 風を受ける

明日の朝もおでんであることの喜びよ

妻は先に眠ってしまってひとりも宜しい

自然なままで宜しい春の水

 

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