詩の日めくり 二〇一九年五月一日─三十一日/田中宏輔
 
熱」が収録されている作品のなかでもっとも長いことにはびっくりした。2度読んだのだが、意味がまったくわからない物語なのだ。おもしろくもなく、だ。

 岩波文庫の『20世紀ラテンアメリカ短篇選』アナ・リディア・ベガの「物語の情熱」3回読んだけど、さいごの1ページがどうしてもわからない。引用を多用した文章はおもしろくなくはなかったのだけれど。1時間半かける3、計4時間半は無駄な読書時間だったな。


二〇一九年五月十八日 「スパイ道具」


 子どものころ、スパイ道具とかのおもちゃってものを買ったことがある。水に溶ける紙だとか入っていたと記憶してる。基地もあったな。いまの子どもにはないん
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