自由律俳句 2022.01.29(土)/田中恭平
 

炬燵のなかに妻のちいさな靴下

音も去り小さなアパートにため息

読めない漢字が多すぎる図書館に本を返す

私小説を書こうとする、日記になってしまう

髪切ってさっぱりとして冬日の帰路


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