自由律俳句 2022.01.28(金)/田中恭平
 
朝から妻元気で安心している

五時に起きて動きだすのは六時

たゆまぬ朝の闇 汲めどもくめども

朝食の栄養いきとどき喜ぶ細胞

喉が荒れているからお茶で洗う

伸びた髪のもうどうもこうもならない

朝は高濱虚子の句諳んじつつ

妻が家計簿をつける 貧にして、ごめんね

今日も働くことの腹式呼吸する

不自由性の 私は体に押し込められて
 
 
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