自由律俳句 ２０２２．０１．１４（金） 夕べ/田中恭平
昼食ひとり弁当の、ずっとずっとひとりだった
いちにち黙して働いた
豚ラーメン食べてもうなんでも来い
皿洗いの簡単そうな宵です
金曜日からだが煮詰まるまで座禅
妻の書く文字に力がもどってきた
辛い日々とも今日でさらばだお月さん
妻へ、わがままな私でごめんなさい
いけないと分かりつつ夜にコーヒー飲む
妻の歌詞ノート読みたいけど読まない
お弁当箱洗いに出しておらんかったか
時計はお利口さんですねと感心している
今日も夜を捨てさる
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