自由律俳句 2022.01.10(月) 祝日/田中恭平
 
朝の清さの薄れる魔法がとける

白い雲ひとつなくさびしい朝だ

山又山の川はきらめいて

流されるように歩いていた

妻がやせてきていて心配になる

今朝はなにも摂らず青空をばかり

ここに自分を置いてこころを育てる

コロナ、悪い夢をみている気がする

錆びた看板をかるく叩く

松過ぎの連休、なまった体動かす

 
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