自由律俳句 2022.01.03(月)/田中恭平
 
起きて快晴を浴びていた

ベランダに出てここが私の居場所

冬陽明るくあこがれていた

お雑煮いただいて「ふう」と息吹く

どこへいこうか空っぽのじぶん

それでも生きますサンタマリア

正月 空のお椀を洗うだけのおしごと

さみしがりの妻といて透明な朝

妻が怒りをうつくしい歌にしていた

書いてこころを整えてゆく

 

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