自由律俳句 2022.01.01(土)/田中恭平
 
 

元旦 寝たり起きたり忙しい

お元日からとなりのこどもが泣いている

初夢は明日かなと蒲団をなおす

妻未だもどらず、日向ぼこ

ありがたく新年の陽を受ける

食べるものが蜜柑しかなくなった

考えつつ歩いて丘の上

新風の印象は絵の具で説こう

一年にいちど祖父との電話嬉しくて

相棒のギターを磨きことはじめ

 

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