集合的無意識の真の意義/朧月夜
 
に、それは特定の瞬間にだけ発露するのではなく、日常生活の内部に溶け込みながら、いわば常駐プログラムのように作動し続けている。
 キューバ危機のようなこと、がもし仮に今また起こったとしても、そうしたやり方を人類の多くが行うことで、人間はよってたかってそれを止めようとするだろう。人間全体が「もう生きる事に飽きた」と思わない限り、人間はオプティミスティックかつペシミスティックに、人間全体が生き残っていく道を模索し続けるだろう。
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