自由律俳句「食べられる退屈」(143)/遊羽
 
 路地でカボチャ買い別れの言葉忘れた

 石段ひとつずつ上がり草陰に鬼

 楽しくなって側溝の穴にも興味持つ

 鎖に繋がれた子犬無邪気に走り

 波しぶき浴び今日もまた帰ろう

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