自由律俳句「食べられる退屈」(142)/遊羽
 
 顔に困ったと書いて道を塞ぐ

 河豚に中るかのように禍い降りかゝる

 路地先まで迎え出てきたポメラニアン

 一瞬も止まらずに身体のあちらこちら動く

 今日も身体の欠片どこかに置き忘れ

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