自由律俳句「食べられる退屈」(141)/遊羽
 
 水ひとしずく地面を穿つことなく吹き飛ばされる

 あれもまた賃走のつもりとタクシー夜の街

 穂紫蘇指でしごき指先また匂う

 無くなりし言語を追いかける

 その言葉に意味はあるのかせっせっせのよいよいよい

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