交差点の植え込みの/いる
私にだけ浮き出して見える蛍光の矢印をたどり
啓示に導かれ
雑居ビル6階の人材派遣事務所に着く
そんなこともある 昨日は
残った小麦粉とキャベツを混ぜて焼いた
卵1個と
かつおぶし小袋2個分も入れた
明日を終わらせるには明日を
まずは受容する必要がある云々
真顔で説き始める私2を
黙らせて
別室で訊問する
動いてんのどっちだ
どっちだよと言いかけて
あ
と苦笑する私1のくせに
どっちかと言えばどっちでもないよなあ
どっちも口だけだ
いや
発声すらしてないじゃんどっちも
共通の困難は連帯の契機ですよね
こういう時のための
手とかいう平凡な比喩を取
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