概念とはグラデーション的な実在ではないのか?/朧月夜
の世界全体が一つのフォーマットになっていると考えて良いでしょう。その世界の中に、「全体」の相似形である「部分」すなわち、再利用された「全体」が無限個存在しているからです(「再利用」という言葉には語弊があるかもしれませんが、全体が作られると同時に、それに似せて部分が作られた、というアプローチを取れば、それは「再利用」という言葉を使用しても違和感がないのではないかと思います)。
もう一歩考えを進めて、「フォーマット」、すなわち「概念」というものが「再利用可能度」のことを表しているのだとすれば、フォーマットの中には「フォーマットらしいフォーマット」と「フォーマットらしくないフォーマット」、「概念」の
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