初冬の朝/山人
明日は診察日である。視力は元に戻ってはいないという現実がある。だいぶ戻っては来ているが、この先、左目と同じ視力になるかと言えばなるとは言い切れないだろう。そのことは不安だが、現実は受け止める以外に方法はない。
安静期間は、読書など出来ようもなかったが、動画はよく見た。ひいきの政党の動画が主だったが、フル映画も配信されていたのでそれも併せて鑑賞した。
相撲鑑賞も趣味だったので、十両から見ていた。新しく郷土力士が十両になったり、幕内でもエレベーター力士になりつつある、ひいきの力士の応援もしていた。「また、負けたのか」負けるべくして負けているじゃないか。そのことを、そのまま自分に返してもいた。弱
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