月蝕/
あらい
則正しく並べられた亜麻色の焦燥 発色を手回しする
末席架空の丈。毒を含んだ尊重は きりが なかった
ひとつの木
明瞭に記録する満ち引きをたよりに、古ぼけたあの辺りへ
ご機嫌とりに終始する、一枚の見取り図には
頃合いを図り、連れ込んだ相応の虚偽、
だが、プラネタリウムにはゆめがあった
当時を
垢ぬけていく冬は、
雲を霞とする
足跡は泥まみれでも かえすことばもなく
泣きそうな夜に 一点の曇りもなく、鮮やかに開けている
戻る
編
削
Point
(2)