余瀝接吻/
あらい
誕生する
後ろから産声を囃す花火は刹那
プレーヤーは懸命に蛆と涌く、昏々とした脆弱とを
塗り合わせた、ときに、時雨降る。にも関わらず
これは
いつの秘密
軒先の飴玉は、誘惑。
柳は緑、花は紅なのか
たよりなく転じる蝶々、
わくらばのつぼみは味気なく降る、
炯々は 来るべきそのひのために
鼻を擽るばかりか やむにやまれぬ、
ケセラセラを。
無駄に綻ばせ、私は 延命している。それで、
面白可笑しくみつめて、目を瞑る、それで、
それぞれの明日が来る。
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