斬新な指し手で人々を魅了する少年/st
偉大な羽生九段の時代にも
結構面白い指し手は多々あったが
指すたびに現れる
これまでにない斬新な指し手に
いつも驚かされ魅了されるのは
私だけではないだろう
人はそれを
AIを使った研究の成果というが
それだけではないような気がする
確かに
人間が感覚的にみて
こんな手はすぐに弾く
というような手も
AIが何手も先を読むと
好手だったりする
しかし
このAIをもってしてもできない事を
この少年はやっているようだ
それは
AIのようにすべての可能性を調べると同時に
それらの手を用いて
どのようにすれば
有利に展開してゆけるかを考え
勝利の道筋を構成してゆく
というやり方ではないだろうか
斬新な指し手も
勝利につながらなければ意味がない
また
このような指し手の構成は複数あり
それらの中から選択する場合の
たぐいまれで非凡な構想力こそが
他の棋士を
圧倒しているのではないだろうか
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