苑、luminosity/あらい
燐として仄めく
終幕のスパンコールと一緒に、
ひかりかがやく過去へ
あなたもほら 虹彩離陸。
永遠に消えない瞳孔が開き、
夜光雲を吸収する
見通し、
わたしを と のせた鳳翼で
火加減の 箇条書きの瑕を割り当て
一から、
ぎらぎらカウントする、
あんばい、
ぬらりとした照り返しに
適度に 透写される影が
どこまでも 鋭く
ついてくる、
私を支える 易しいできごと。
おおみだしに連ねる
雷雲等級
今に
常夜灯の残映時間は、ひとりじゃないらしいので。
夜空を裂いた可視光が 自分を置いて、
慈悲や智慧を浮かび上がらせ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)