僕は青空君は雲/st
雲一つない秋晴れの
きれいな青空が広がっている
だけど青空は
なぜか寂しそうだ
ついさっきまで浮かんでいた
白く高く輝く
美しい雲たちが
あっという間に
風に吹かれて
どこか遠い彼方に
消えてしまったからなのか
青空だけの
空っぽのむなしさが
君が去ってしまったあとの
僕のこころを鋭くえぐる
僕は青空君は雲
君は僕の舞台で踊る
プリマバレリーナ
楽しい時は
高い空で白く輝くうろこ雲
機嫌が悪いと
今にも地上に落ちそうな
底が黒い重い雲
怒った時は
僕の好きな日の出も隠してしまう
空いっぱいに広がる厚い雲------------
いつだって
雲を見ながら想い出していたのは
君と過ごした楽しい日々さ
ふたたび雲がやって来て
君は僕の舞台で踊りだす
今となっては
その時を待つだけが楽しみさ
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