自由律俳句「食べられる退屈」(116)/遊羽
 
 女優の赤目が気にかゝる

 八十八夜二つに分け振り返り

 演歌と酒で瞼重くさせ

 粉かぶるまでチョークで落書き

 ひとり蓮根をしみじみ切る

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