自由律俳句「食べられる退屈」(114)/遊羽
 
 重力と時間以外すべて奪われた雪の中

 骨から生えた雑草一つ二つと摘み取る

 過ぎ去りし日呼び覚まし蝋梅一輪 

 競歩見るたびにツイスト

 山の奥富士山今朝は紅くなく

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