自由律俳句「食べられる退屈」(98)/遊羽
 
 防波堤からほろ酔いで月見上げ

 渦に今宵の風の行方を訊ね

 先週花開いた木の枝に雪積もる

 待つしかないので手を洗う

 南の島の朝霧とバナヽに恋する

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