裸婦氏/凪目
罪は一括払いで、オバケが好む精算方法、ナントカが還元される、罰とか、白も黒も永久機関だから食べ尽くせない、と溺れたヤギがむくんだ目で言う、めいめいの酩酊で祀った天使は不在、なぜならラリッて路端で野垂れ死んでる、めりこんだ代名詞は膨張寸前、蟲のたかった天使の死骸がこぞってささやく、代入可能代入可能代入可能？ 悪魔じゃなかったと思う、少なくとも君じゃなかった、多分、裸はキモい、ミニチュアの神がはやす、化粧は野蛮、僕は否定できなかった、裁きはくだらなかった
部屋に帰ったらゲボ吐いて、そしたら十年前見た夢を突然思い出した
冗談だったことなんかない
冗談だったことなんか
望みを捨てたら底のほうに自分の体が転がってた
冗談みたいだと僕は思った
冗談だよね
冗談だよ
冗談じゃない
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