自由律俳句「食べられる退屈」(49)/遊羽
 
 微睡みて雲の夢など見る

 浮いて沈んでまた葱を切る

 漁火を数え漁獲を想像し

 夜な夜な届く電波が眠りを妨げる

 闇へと続く線路の先に赤い点

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