ひとり飯/
自由美学
笹の葉そよぐ天の川
雨はなまじろい未練を透き写し
パクチー乗っけた汁ビーフンに
そぼ降る孤独を吹き流し
野良猫たちは
星を待ってわらわら揺れる
残り汁に冷や飯をぶち込んだら
締めの創作ねこまんま
お前にも半分やるから食べに来い
ライスペーパーで鶴を折って
うつらうつらと船を漕げば
蚊の羽音が静脈を渡る
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