裏切り/
 
忙しない日々に
奥底に流れる傷みと
澱みから生まれた
貴女に会いたいという言葉

いつからだろう
うまく行かぬ焦燥を
過ごしたはずの日々に
重ね合わせて記憶を汚した


嗚呼どうしても
正しいことばかりはできない
また貴女と共に生きる
そう信じた日々の幸せは彼方

遠くに来てしまう
逃れるための詭弁が
誰の心にでも良いから
優しく映えることを祈って
戻る   Point(0)