佇み/
 
頭の中で過去色の鐘の音が鳴る
腕の内で君が教えてくれた響き
二度と味わえない若さの季節
隣り合う心臓が熔けて震えた

置場所が無いことすら知らない
街の光を求めたさ迷う痛み
呪わなければ報われなかった
呪ったところで救われなかった

時間を流しながら止めること
逃げだしたことも気づけなくて
ありたい姿に焼き尽くされた
影は今も澱みを産み続けて


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