おいで、ぼくのかわいい憂鬱/竜門勇気
 

満足なんて私は知らなかったわ
満足なんて僕も知らなかった
メールサービス、種が厄介な庭の花
酒がこれ以上なく注がれたコップ
おいで、おいで
僕の可愛い憂鬱

また指に刺さったよ
細かく裂けた存在の端っこ
こんなボロボロの机なんか捨てるべき
そうだろ
今日の日記は1万字を超えた
呪詛は8000字で残りはあとはちび野郎の悪口

満足について
話し合うべきだろう
僕は満足なんてただの一度ももらわなかった
君はたくさん満足を持ってて
残念だけど
僕に光を当ててできた影が君を満たした
まともな精神科の医者が
助けになるかもしれない
宝くじが当たるかもしれない、
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