自由律俳句 「食べられる退屈」(3)/遊羽
 
 男だの女だのにまだ拘るのか

 湯船に片足だけ入る

 替え玉の前にスープを飲みきる

 魅力に欠ける者は己に似ている

 二人並んで牛丼を食べた雨の深夜
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