季節外れなことばかりしていよう 2018/10/27/星染
しずかなよる
ファミレスの窓にうつりこむ やさしい絶望
会いたいね ずっと考えている
泣かないでと泣きながら言ってた きみのこと
好きだという言葉も書けないで
口をつぐんだままの淡い鳥
季節外れなことばかりしていよう 怖くないさ
片端から崩れていく思い出を
繋ぎ止める愛のうた
夏の影のきみに恋をした
実験室の夜のこと
花火がとけて星屑に還っていくあいだ
朝まで瞳をみてたんだ
ゆれてゆれて落ちる
よく透る声 変わらないでいいよって
本当はとうに聴こえてた
ねえ 何も言わないでまだ
きみは黙ったままで 多弁な私の詩のことを
思い出せない夢にしていて
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