覚えている/夏川ゆう
 
出逢ったのは雨の夜
雨宿りしているとき
傘を貸してくれた

最近引っ越して来たという
何だか気が合い趣味も同じ

顔を合わせることが増えて
自然な形で
付き合いが始まった

この出逢いはよく覚えている
忘れられない出逢いだった

雨の多い夏だったこと覚えている

あれから五年が経ち
結婚の二文字が
チラチラと見えている

本当に気が合いいつも楽しい
時間が幾らあっても足りないぐらい
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