大安吉日の日に/こたきひろし
死んだらさ
じっくりじっくり焼かれてさ
灰になるまで焼かれてさ
本人痛くも痒くもないから
残酷でも
許されるんだろうな
親族一同が集まるなんて滅多にないけどさ
二人一組になってさ
共同作業
長い大きな箸使ってさ
骨を挟んで壺に納める
なんて誰が考え込んで始めだしたんだろうな
緊張するよ
骨を落とす訳にはいかないからさ
これって文字に変換して
インターネットに流すのは
かなり不謹慎だよな
兄貴申し訳ない
つい
詩人魂が吠えだしたからさ
ごめん
もうやめるよ
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