きみと朝食/津煙保存
 



水色の盥にすっぽり尻を入れた
部屋の真ん中でじっと
踏ん張り
捻り出す
すっぽんぽんのうんち
きみは二十歳を越えた若き主
ぼくはキッチンより
半開きの扉)背中)を見た
汚れなき無言)パンク)幸あれ

 熱いフライパンの上の卵のじゅーじゅー
 リクエストのハムエッグが焼き上がる頃

清きあぐら坊は笑う
ぎゃはは
ぎゃはははは
昨夜のM-1見ている
激しくヘッドバンディング
それは(ナチュラル)ハイな
きっと(金髪)だから

先輩ともどもうんちを持ち出し
便器へ目掛け一息に
木の箆で振り落として見せた
 オー グッドアイデア
耳元で讃えられ
[次のページ]
戻る   Point(1)