詩の日めくり 二〇一四年十三月一日─三十一日/田中宏輔
ぶん、かなちゃん
で、ストーンズの歌は、ぼくには、へたな歌に聞こえた
だって、家では、ビートルズやカーペンターズや
ザ・ピーナッツとか
つなき&みどりだとか
ロス・アラモスだとか
マロだとか
ミッシェル・ポルナレフだとか
シルビー・バルタンだとか
そんなんばっか
かかってたんだもん
親の趣味のせいにするのは、子供の癖です
パンナコッタ、どんなこった
チチ
マルコはもう迷わないだろう
あらゆる皮膚についた言葉を引き剥がそう
ダイスをころがせは、いまでは、ぼくのマイ・フェバリット・ソングだす
大学のときは、リンダ・ロンシュタットが(ドかな)歌ってた
デスパレイドも歌
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