我が読書観/道草次郎
 
本をひらいて
目を置いていく
本をとじ
目を釣っていく

なまなか
のまま
仰向けの童話となり
何年かしたら
猫の事務所で
逢瀬となる

そういう菌の夢のような
読書観である

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