窓辺/
梅昆布茶
海の見える窓辺に
ちいさな灯火で本を読む
誰もいない部屋は暖かくすこしだけ湿っている
昼間にはここから木枯らしを耐えるしなやかな小枝がみえて
優しくて透明なものだけを感じようとしてみる
触れられなくとも親しいものにこたえを求めて
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