祈とう/道草次郎
 
ろうそくがあるのだから
悪くは無い

?り
とかくと
落ち着く
ので
このじぶん
を鉄製にして
書を洗う

革手袋とサシガネをしまい
しばし雲と成り
戻って来
余命の茶を淹れ
てノム

乱獲や
喜捨
捕鯨に禅譲
ひとのすることしてきたこと
を想い
想いあやまって
じぶん
また
だとおもい

それでも?

精製され
とどけられて

眼前

?り
と書かず
いのる

いのりにふあん結露して
もや


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