刈り込みと冬/道草次郎
 
今日、ユキヤナギの枝の剪定をした。毎年、毎年、よくもこんなにも次から次へと、出てくるものだと半ばあきれながら手を動かした。知らぬ間に至る所絡まっていた蔓植物の頑丈さは凄まじく、綱引きをするみたいに息を弾ませやっとの事でユキヤナギ本来の容姿をそこに見出すことができた。前年切り残した枯れ枝は、手折るとポキポキと簡単に折れてしまう。今年新しく芽吹いた部分もこの時期の剪定では案外思いきって切ってしまうのがいい。ここ数年の経験則から、今年は、刈り込みをキツくしようと決めていた。

群れた椋鳥がしきりに鳴くのがうるさくて、一度、やつらがとまっている枇杷の木の幹を竹箒で叩いたが、効果は一時的なもので、少しす
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