ゆうやけに 金平糖をこっそりと盛る あらむ抒情には 粉雪よふれと いみもなくスナフキンのように 科学館のある丘に 今日もなびいていた なびきながら 横目を拾い集めていた 歴史の 人物 それは治癒をわすれた影絵 のような 石筍 は上にも下にもたけのこのように 育つらしい 多産な惑星に 石庭があるように ヒトリシズカは 咲くだろう ぴりりと辛い シシトウのような夜明けは いま ユーラシア大陸の どの辺りだろう