あたらしい闇(メモ)/はるな
 


祈りを焚べる、夜、朝、昼にも。
あ   というまに夜になってしまう。秋だもの。だから真っ赤な落ち葉をなん枚も拾って持ち帰る。でも乾いて暗くなってしまう。暗くなると、あかりが余計まぶしく白くみえるよね。
遠いみたいに。
明るいところから暗いところはみえないけど。
見えるように、祈りを焚べる、その火はけれども、あたらしい闇をつくる。どんなに世界のすみへいったとしても。


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