予言/ジム・プリマス
 
大鵺が
どこからともなく現れて
世界は災厄で
悲鳴をあげるだろう
その時
一人の支配者があらわれ
死に満ちた一時の御代を
ほしいままにするだろう
しかし古くからの理どうり
腐った果実は地に落ちる
悪意と虚無に満ちた支配者は
自らの腐臭にまみれて
その真実の姿を世界に晒して
この国の民を滅ぼそうとするだろう
綺麗な言葉で呪いを発し
その呪いを具現しようとするだろう
だがその御代は長くは続かない
現代の鵺はまだうごめき
口から災厄を吐きつづけるだろう
呪いの祭典は幕を開かない
今、諦めてはいけない
弥勒の世紀が始まりを告げ
天から紫の光がさしている
弥勒の使いがついに転生する
慈悲と真心で民と接し
自らの知恵を磨き
ついに弥勒の知恵を身につけ
この世界を善へと導く
その時、本当に鵺は
その力を失ってゆくだろう
価値のある言葉は
その後の世界に
真の意味を発揮するだろう
虚飾に満ちた支配者は
自ら発した言葉によって
その身を亡ぼすだろう

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