ぼろぼろの身体と心の独白/道草次郎
20アールほどある畑に散らばった
枯草やら枯れ木やらを一輪車で集めて焚いた
すごい勢いで燃え上がり気付くと眉毛が焦げていた
全身の水分がみんな抜けてしまい
時々期外収縮をおぼえすごくくたびれた
なまった身体が自分を責め立てる
今は激しい頭痛を抑えるため鎮痛薬を飲んだ
いいことなんてひとつも無いどころか
自分のせいで苦しんでいる遠くにいる人から
どうしようもない悶えのようなメールばかりが朝から届く
それでもなお俺はやらねばならぬことをやり
行かなければならぬところへいき
送らなければならぬ金を送る
将来に一縷の希望すらないのは分かり切っていて
それでも縋ってくる人にこ
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