熱を持った純情。/千翔
 
君が眠った後にいつも煙草を吸う
君の前で吸うと物凄いしかめっ面で僕を見て
「そんなもん吸う奴の気が知れないわ」と怒るから
だから僕は気を使って君の目が届かなくなると吸う

まるで脅迫だ
僕はびくびくしながら煙草を吸う


君を見ているとたまにいらっとくる
僕の知らない所で何かを楽しんできたり
何かを見つけてきた、という話を聞くと
どうしようもない気持ちになって
傷つけたくなる
どうしようもない

君と抱き合ったあとは最高な気分で
何もかもを許せる

でも僕はそんな自分が嫌でわざと冷たくする
だから僕は愛の言葉なんか囁かないし
君を夜毎抱きしめて眠るなんてことはしない


僕の心はいつも不安で君にはそれが伝わらない


どうか僕を嫌わないで欲しい

僕を愛してるといって抱きしめて欲しい









そして半裸で僕に迫ってくれ。
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