秋詩譜/梅昆布茶
 
酔生夢死

僕はちいさな日常を積み重ね
彼女の愛を貯金して
彼女はこがねを貯金している

ぼくは 字が下手で絵も下手で
おまけにろくな詩もかけないのんだくれ

ほぼ一直線でレールもルールも知らない
何もわからないままでも生きていく

知的生産の技術って僕にとっては重要な本で
ぼくたちはいつもなにかを理解しようと
でも理解をいつでもどこでも放棄して

ときどきちゃらちゃらして我に帰る

普遍性は優しい
いつも普遍性の子供でありたいとおもう

僕は自己責任の名の下に弱者を切り捨てる
国と政権を革命したいといつも思っているのだが

死ぬときはひとりで死のう
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