/道草次郎
もうだめだと思って
でもそう思うのは間違っていて
間違いをまちがいとわからないのだ
おかしくなりそうな
きりきりした十六夜の月の腐乱
さくらんできら楽だろうさそりゃ
そう
スピードのエース
ハートのクイーン
ところであなた、いつ死んでくださるの?
ぼくは破断されたんだよ
破断機という機械が会社にあって
僕は毎日それで
僕自身を破断したんだその思い出で
今夜
やっとかろうじてこうしてつながってるんだ皮一枚ぷら〜 ん
この詩はすぐ唾棄してください
ぼくはくさった
ぼくはクズですから
そう言わせてくれますか?
いや
それもうそだ
さっきまでぼくは仏壇
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