fin/あらい
星座盤 漫画の中の出逢いであった
手の内は蛍尾の残滓 祖は躍り、いと繋いだmobileだけが
煙管を擽り 無作為の金平糖を頬張る 破れ目の酷薄、滔滔。
果たして生きているかどうかも危うく伝染る
喜怒哀楽の天気雨
はじまりの陽 狐の嫁入りに焦がれ 曖昧な首を括る細腕
亡者共のうわごとの煩わしさ、此処に痛くもないのにとどめを
何処から 彼方まで。 底はこおりついた熱視線が降る
秋の並木を辿るよう、今もゆめうつつ
宵に毀れる景色はくすんで泥の河を游ぐ身は
イマオモツテ、原色の主人公に為れる
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