8月14日。未日記/道草次郎
貘のうちの1匹がふわっと場外へ遁走したかと思うと他の無数の貘たちもそれに続いた。瀑布のようにあちこちに散らばった貘たちはいつの間にか消えてしまっていた。
フォーラムlogin。私信あり(!)この小さな赤い実が、願わくば、いつの日にか本物の美しいナナカマドの実になりますように。ポイントへのお礼を送る。
PM6:36
炊事場から飯の炊けるにおいが忍び寄ってきて鼻腔をこじ開けようとする。 ぼくは気付かないふりをしているが、いつまでもそうやっても居られまい。飯を食む。すりおろされた新生姜の香りの拡がった口がそうめんをうやうやしく招き入れる。はた、と思う
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