今夜、僕が言いたかったこと/ジム・プリマス
 


今夜
この惑星の何処かで
誰かの精神が囁く
その言葉は声にならないから
誰にも聴きとれない
だけど確かに
「愛はどこにあるの」
と精神に伝わってくるんだ
だったら僕の話を聞いてくれ
少し前まで僕も同じだったから
僕には分かる
優しさに目を背けて
自分の疑いに惑わされて
信じることが出来ず
少しも素直になれなかった
でも
どこかで諦めきれすに
片っぽだけの精神で
愛をずっと探していた
自分でも
どうすることも出来ないまま
この世界をさまよっていた
でも
僕は留学先の寮の食堂で
彼女が差し出した
お椀一杯の
あたたかなスープに
ありついた
そこには
確かに愛があった
そうして
僕は愛をみつけた
何処かの君に伝えたい
愛はいろんなカタチになるから
みつけるのは難しい
でも君にも何処かで
愛に出会う時が必ず訪れる
その時のために
精神を素直に保つんだ
今夜
僕が言いたかったのは
それだけさ


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