il crepuscolo/墨晶
 
 
いつからか往き來する

一輪車のりのほそながい影 


軒から逆さに見下ろす 

くれがたの?町 


世界(今日)の終わり

無言の道化たち 


陶然と 舟 

が 齎す

琥珀の埠頭 


やがて

星のドウムのなかへ 

ひとりづつ 

一輪車のりは消えてゆく
 
 
 
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